こんにちは神凪です。

今回初めて縄の会『神縄会』を立ち上げたわけですが
色々な思いがあり、このような縄の会を発足いたしました。

以前までは講習会と言う形だけで人に緊縛や緊縛の心をお伝えして来ました

そして何年と言う月日が流れ、今いろんな方が講習会を開き
皆様に緊縛の楽しさを伝えていると思います。
だから自分が講習会をやらなくてもと思っていたんです。
いろんな方から講習会や縄会の話を聞いてて、心を教えてくれる所が無い！と
まぁ、心は人それぞれの考え方で楽しめばいいと思いますが
あまりにも心の無い形に囚われすぎの緊縛が横行していると感じます。

それでもう一度キッチリとした形で講習会を開こうと思い
神縄会を立ち上げさせていただいたわけです。
ただ単に緊縛を教えるのではなくて、何で？と言う疑問も一緒に教える事で
一縄一縄の意味をも教えていく緊縛講習会なのです。

ただこんな考えもあります
緊縛師や縄師が講習会を開くと言う事は自分の首を絞めると言う考えです

ようは自分の手の内を教えて、教えてもらった方が自分のライバルとなり
仕事が減ると言うリスクです。確かにその通りかもしれません
でもね、これは自分の考えだけど『神凪を越えられるものなら超えてみろ』と
私にとってもいろんな考えいろんな縛りいろんな見せ方がある事で
自分を奮い立たせることが出来るし、お互い切磋琢磨してよりいい物を
見に来てくれたお客様に提供できると考えています。

昔は緊縛師やショーパホーマンスする方が少なかった
だから見る人の選択肢がなかったので自然と人が入る

でも今はいろんな方がいろんな形でステージに上がってるし
見る方の選択肢も広がりましたよね！とてもいい事だと思います
だけど、これだけは忘れてほしくないのが

ステージに立つ以上『皆プロ』だと言うことをしっかりと自覚してほしいと思う
ただカッコいいから～とか、女の子にもてるから～なんて言う気持ちで
ステージに上がってほしくないです。
ステージは本気でやってる者からしてみれば『神聖な場所』『自己表現が出来る大事な場所』
な訳だから、安易な気持ちで上がれては、本気でやってる者からしてみれば
土足で自分の家に上がられているのと同じ事になる訳ですよ。

だからしっかり初めから教え込んで、プロになりたければなればいいと思います。

昔から続いてきた緊縛術を軽くしたくない気持ちなんです
新しいことをやるのは大いに結構です！でもね基礎があっての話です
しっかりと基礎を学んで、しっかり身につけて新しいことをやってほしい
何でも基礎がないと良い物は出来ないと思いますから。

神縄会は、より高度な緊縛術を教えます
なのでまったく縄を触ったことない方には難しすぎると思いお断りしております。
少しでも緊縛をやったことあれは、少し手が慣れているので覚えやすいと思います。
なので少しやったことあればどなたでも入会して頂けますので、興味がありましたら
神凪流の緊縛を体験してみてください。

それからよく言われるのが『弟子を作らないのか？』なんですが
これも自分の考えだけど『弟子は作るものではなく出来るもの』と考えます。
『そこの君弟子になれ』とは言わないですよね(笑)
芸事の世界でも同じで、その人に憧れてその側でその技を教えて頂きたいと思うから
門を叩いて弟子にして頂くため頭を下げて自分の熱意を告げて
弟子になるお許しを頂くのではないでしょうか？
日ごろ私は『弟子は作りません』と言ってますが、そお言っても弟子になりたいんだ！
と言う熱い気持ちを持っている者が来るのを待っています。

私も同じでした。
故 明智伝鬼先生の所に言って、自分の気持ちを伝えて弟子にしてくださいと・・・
明智の縄に惚れて、明智の縄をやりたい、そして自分も明智の縄でステージに立ちたいと
強い思いがそうさせたんだと思います。(まぁ多方面から色々言われましたけどね)ｗ
その時土下座をして直々に明智のお名前を頂きました(その後色々ありまして・・・)
今は封印してますが、自分は明智と言うとても重い看板を背負って明智の縄を受け継いで
明智＋神凪の縄でやっていきたいと今でも強く思っています。
師匠は亡くなっても自分の師匠なんです。
神凪の心の中では『縄師 明智伝鬼』は生きています。
誰に何を言われようと自分の気持ちは揺るぎません。
明智の中の神凪をこれからもファンの皆様にお見せしたいと強く思っています。

『技を受け継ぐ』
『縄筋を受け継ぐ』

背筋がピンとする言葉でとても大事な言葉です。

神凪の縄を愛してくれる方には、その全てを継承し続けていってもらいたいと思っています。
神凪もこれからもっともっと師匠の縄を盗んで神凪の縄を成長し続けていくので。
暖かく、そして厳しく支えてください。

これからも宜しくお願いいたします。


縄師　神凪