人に何かを伝える難しさ・・・・痛感しております


人に何かを伝える緊縛ショー
その何かは人それぞれだと思うし否定は出来ない
だけど明らかに向上心がない縄に関しては別だ

１～１０まで教えれば誰にだって出来るし緊縛師になれる
それではそれなりの緊縛師にしかなれない。

緊縛師ってただ縄が上手いだけではならないと言う考え方だ
縄は上手くて当たり前で、もっとその先何かを縄を通じて伝えるものだと思う。
縄のエロを表現すると言ってもただエロくすれば良いもんではない
エロという大きな条件の中で人と人との繋がりや心を表現するのではないか？
縛り手と受け手二人でひとつの強い何かを表現するから
見ている人達に伝わるのではないか？と思うんだけど・・・・。

ただ縄が上手いだけとか、ただエロいだけならプライベートでいい
高いお金を頂いて見せるだけの価値が何なのかが分からなければ
プロとは言えないし、ステージに上がる資格はない。
独りよがりなステージは、誰が見てもイイとは言わないはずだ。
ましては女の子の気持ちを感じ、女の子を魅せる事が出来なきゃ
誰が見るんだい？かっこいい俺を見てくれ！ってそんなもんは必要ないんだよ
あくまで緊縛師や縄師は女の子を引き立てる為の裏方なんだよ。
その裏方が女の子を差置いて前に出てどうすんの？

プロとしてやっていくにはそれ相当の努力は絶対に不可欠なんだよ
ただ縄の勉強するだけではプロにはなれない。
他の人の緊縛ショーや、遊びでやっている緊縛プレイから得るものは本当に多い
自分にないものを持っている人の縄は本当に参考になるし学ぶことがある
それを自分は緊縛師だから素人さんの縄なんか何の参考にならないよと言う
上から目線なら何も得ることは出来ないだろうし成長もないだろうね。

次のステージの準備を怠る者は良いステージは出来ないよ
準備からステージは始まっているんだから、
曲作りや衣装選び等をしてイメージを作り込む訳で、
絶対に怠ってはいけない。
段取り８分と言う言葉がある・・・
人に見えない努力をするから職人なんだよ。
人に見えない努力をするからプロなんだよ。
人に見えない努力をするから縄師なんだよ。

これだけはハッキリ言えるよ。

自分が成長したいと思うなら、いろんな物を吸収する意欲が絶対に必要
吸収したものを、自分の中にストックし自分の色を加えて表に出す事が出来る人間
そして縄を通じ女の子に気持ちを伝えて女の子がまたその色にエッセンスを加え
前に発信することで、見ている人は何かを感じることが出来る。

表現者はセンスや感性があるから表現者なんだよね
それは自分が切磋琢磨することでセンスを磨くことが出来るし
感性を高めることが出来るはず。
何もしないで何もかも上手く出来る人間はいないんだよ

それが出来るまでには時間がかかるよ
今は出来ないんだから背伸びをして上手く魅せようと思わないで
今の自分を見て頂こうと言う素直な気持ちと強い気持ちで
ステージに立った方がよっぽど見ている人に共感が得られるよ。
変な小細工すればするほど落ちて行く怖さを知った方が良いね

見ている人を馬鹿にしているのか？と思う。

見ている人は全て分かるし感じるし小細工は絶対に出来ない
人前に生で立つショーやライヴの怖さを良く分かったほうが良い
一番怖いのは神凪じゃなくて観客なんだと言うことを！よく分かった方がいいね。

これからも自分の弟子には全てを教えるつもりはない
３割程度教えれば十分だと思っている。
３割の土台に自分色の上物を構築していくかだと思う。
神凪のコピーは要らないし、コピーが出来る訳がないんだよ。
それが出来なきゃ神凪の看板は下ろして頂くよ。

自分自身縄を辞めるまで成長していきたいと強く思う
神凪が尊敬する縄師 故 明智伝鬼先生がそうだったように・・・・


追伸　朝からすいません・・・。


縄師　神凪