こんにちは神凪です

GWも本日までとあっという間の4連休でしたが
ほとんど縄つくりをしていましたね(笑)
まとまった休みの日に一気に作らないとなかなか製作する時間がないので

さて今回は縄製作の拘りや思いの話ですが
自分が縄を製作するきっかけになったのはプロデビューした頃になる
一番初めニューハーフミストレス時代は赤の綿ロープを使っていました。
まだ緊縛と言えないぐらいの縛りでしたが、次第に縛り(緊縛)という物に
興味を持ちちゃんと縛れるように雑誌やビデオを買って独学で勉強して
麻縄をアダルトショップで買って使っていたけど、それがすごく硬くて
臭くてｗ使いづらい事(笑)
で！縛り方の本の中に緊縛用の麻縄の作り方見たいのが少し出てて
それを見て自分でも作れるんじゃないか？と思ってその頃埼玉住んでて
近くの建設資材会社に連絡して麻縄を注文したのが最初だった。
その頃麻縄をロールで買う人なんでそういなかったので
購入する時に「こんなにいっぱいの麻縄何するんですか？」と聞かれ
とっさに「あっ！庭師なんで麻縄を使うんですよ」と言っていたのを思い出す。
今考えるとそりゃ～ねーだろうと思うけどね（笑）
だって見た目女みたいな男ですからねｗ庭師はねーよ

まぁそんな事で見よう見まねで製作し始めて色々試しながら作ったのが最初
それ以来自分が使う縄は自分で製作するようになり、当時お店のお客様から
縄作ってないの？欲しいと言われて販売するようになりました。
夜から朝まで店で仕事して、昼間は縄の製作でかなりハードでしたよ

失敗もいっぱいしましたよ
鍋に縄を入れて縄を煮出してる最中うかつにも寝てしまって
気づいたら空焚きみたいになってて煙がすごくてボヤ騒ぎになり
消防車が来たこともありました(笑)今では笑い話ですが・・・
一軒家だったのでそんなに被害も出なくて済んで良かったと思う。
それ以来鍋に火を掛けてる時は絶対に寝ることがなくなりました(笑)

いろいろあって今の自分の縄と言うものが出来上がったわけだけど
やはり自分で使うものは自分で何とかしたいと思う性格なんで
わざわざ大変な道を選んでしまうところがあるけど、今は自分の縄を
買ってくれた人に使ってくれて喜ばれる事が本当に嬉しく思います。
いっぱい気持ち入れて縛ってくれればきっと気持ちいい縄に育つと思うので
神縄を購入して下さった皆様はガシガシ縛ってくださいね！
そして縄を大事にしてやってください。

※神凪からお願い
縄はしっかり手入れすれば何年ももつ様に作っています
生産側としたら宜しくないけどね(笑)自分も縄が大好きだから
大事に使って頂きたいと思うのですよ。
縄は消耗品かもしれないけど、消耗品と思わずに育てると思って頂きたい。
それでも限界はきますので、最後はゴミ箱に入れずに神凪の所に
持ってきていただくか、送ってくれたらちゃんと供養をこめて処理致しますので
一度ご相談ください。

今回は神楽用を含めて36本製作しています
神楽用は全部で20本用意するつもりなので＋10本で46本(笑)
普通一般の人は吊をやらない人で5本～6本
吊をやる人で10本ぐらいが目安です。
でも自分の場合ライブ等で使うので、その時は20本ぐらい縄を用意します
なぜなら自分のライブスタイルは、一型縛って吊って解いてまた一型の吊り
と言う感じのスタイルなんで展開するやり方より縄を多く使用するし
順番に使って均等に使うようにしてる。
順番に使えば消費量も変わってくるので長持ちさせる事が出来ます。
神凪の場合一度作れば3～5年持ちます。
もちろんメンテしながらですが、大事に使えばそのぐらい使えると言うことです。

まぁこんな感じで自分なりに拘りながら、そして一縄一縄心を込めて
何より神縄で人が怪我したり、最悪な事ならない様に願っています。


縄師 神凪
緊縛用麻縄製作職人　神凪